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お線香の形・種類・炊き方・香道

お線香とは

お線香は、お香の中の分類として香りの材料(香木など)を練りこんで細い棒状に乾燥させ固めたものが一般的にお線香と呼ばれています。
用途としてはお墓参りやお仏壇のお供えに使用されます。お線香を焚く意味として仏様の食事であったり、故人が御許へ進むまでの道標として煙が案内してくれるといわれています。
お線香は、細く長い時間燃焼するためお経など時間に合わせ約40分燃焼するものが一般的に多いです。

お線香の形

お線香は、まっすぐ棒状のものですが、切り口を見ると四角いものや丸いものがあります。これは各製造元の製法によって異なるものです。切り口が四角いものを角筋と呼び、丸いのものを丸筋と呼んだりします。

燃焼してみると煙の上がり方に違いがあります。角筋の煙は広がらずまとまったように上っていきますが、丸筋の煙は、少し広がり気味であがっていきます。 (左が角筋 右が丸筋) ※環境により違いがありますので全てが同じようになりません。

香りの広がり方に大きな違いはありません。しかし、お線香ぽい煙のまざった香りが好みな方は、丸筋の方が良いかもしれません。

お線香の形

お香の原料

お香の材料には、香木系、香水系、自然派系

お香の材料にはまずベースとなる香木があります。香木には、沈香、白檀、伽羅、丁子、竜脳、安息香、かっ香、山奈、桂皮、甘松、乳香、八角などがあります。ベースになる香木で多いものが白檀<サンダルウッド>です。白檀を基本とし、沈香や先に挙げた香木をあわせ香りに甘みや辛みをつけていきます。他にも、沈香や、伽羅がメインになった線香もあります。

仏壇や部屋焚きとして使用するお線香の殆どがタブ粉を使用し作られています。タブ粉はタブの木を乾燥させ粉末にしたものです。このタブ粉は香木のつなぎとして使用され白檀や沈香の粉末を練りこんで作られていきます。タブを使った線香を総称してタブ線香といいます。このほかに杉をつなぎに使ったスギ線香もあります。お墓参りなどに把になったスギ線香を使用し煙がモクモク上がっているお線香をよく見かけます。 また、香りの材料として香水が使用されます。香水を使用しフレグランス系(化粧、石鹸など甘い香り)の香りで優雅な世界のイメージを再現したものが多くあります。

その他に、香木をベースにして、ハーブ(ミント、ラベンダーなど)や果物、果実より抽出したオイルを練りこみ材料になったそのものの香りを表現しています。

お香の種類

お香とは、白檀、沈香、伽羅などの天然の香木のことをそう呼んでいましたが、現在では、香料を練りこんだものを総称してお香と呼んでいます。では、お香にはどんな種類があるのか?お香には、火をつけて香るタイプにものや、常温で香るもの、温めて香るものなどがあります。また、形状も色々あり目でも楽しめるのです。

線香

火をつけるお香として、一般的に良く見かけるものとして、まっすぐの棒型のスティック型、円錐の形をしたコーン型、渦を巻いた渦巻きタイプがあります。他にも花や扇の形をしたお菓子のような形状のものもあります。

スティック型は、ゆっくりとほのかに香りが漂います。最近では煙が殆ど出ないものや香りの無いもの、消臭機能のあるものも多くなってきました。昔からお仏壇にはお線香を使用されることが多いですね。

コーン型は、短時間で香りを広げるときに優れている形です。煙もスティックタイプにくらべ多くなります。

渦巻きタイプは、太く長いので長時間しっかりと香りを広げてくれます。空気の流れが多い玄関や客間などの使用に向いています。

お線香の種類

焼香

数種類の香木・香料を刻んだものを調合したものを焼香といいます。仏前で直接炭火の上に一つまみ撒き焚きます。 材料の数によって三種香、五種香・・・九種香などとも呼ばれています。

お焼香には、お香で自らを清め故人を供養するという意味があります。一般的には立礼焼香(故人の遺影に立って礼をする)をよく見かけますが、座礼(座ったまま)、回し(お盆に焼香が乗せられまわってくる)などといったお焼香もあります。

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焼香イメージ

香木

香木は、白檀、沈香、伽羅などそのものを燃焼させ使用します。好みに合わせて、刻(キザミ)、分割(ブワリ)、ツメ、切葉(キリハ)などに刻んで使用します。

沈香は、水に浮かべると比重が重く沈む事から正式には沈水香木と呼ばれます。また、産地などの由来から真盤・真南蛮(まなばん)とも呼ばれています。白檀は、木材そのものが香りを出しているため仏像彫刻や、扇子などに使用されています。最近では天然香木の殆どが減少し希少なものとなり時価での購入が支流となってきています。

香木イメージ

抹香(まっこう)

非常に細かく粉末状にした香で、焼香のように仏前で焚いたり仏像などに散布し使用されます。

抹香イメージ

練香(ねりこう)

白檀、沈香など種々の香料を粉末にし梅肉やはちみつで練り合わせ小さく丸めたお香です。乾燥などさせていないのでしっとりとし指でつぶせばすぐくずれるようなものです。

練香は、空薫(そらだき)で使用します。空薫は、香炉に灰を入れ熱した炭を浅く埋め込み、熱くなった灰の上に練香や印香、香木をおいて香りをだします。そのため煙は殆どありません。練香は、独特な深みのある香りが楽しめます。

塗香(ずこう)

塗香は、非常に細かい粉末で抹香よりも細かい粒子です。塗香を手や首などにつけ体温で温められることにより香りがあがってきます。主に心身を清めるために使用されます。

塗香

匂い袋(においぶくろ)

常温で香る香料を入れた袋を匂い袋といいます。また、匂い香とも呼ばれています。

衣装の防虫としても使われたり、今では、タンスに入れて衣類への移った香りを楽しみます。袋のデザインもかわいいものが多いので着物などに使ったり、かばんなどにつけて使用されます。

匂い袋

お線香のサイズについて

お香のサイズについて記載しますが、各製造メーカーにより表現が違うことがありますのでここに記載するものが全てではありません。
お線香は、先にも述べたように切り口の形が角筋と丸筋がございます。そして、太さが太いものや細いものがありそれぞれ香りを強く広げたい、やさしくソフトに広げたいなど役割があります。また長さとしてミニ寸、短寸、中寸、長寸、長尺と分類されサイズを表現しています。

ミニ寸・・・約7〜9cm 燃焼時間は、約13分。朝夕の仏様へのお線香や、食事の後のにおい消しなどにもよく使用されるサイズです。

短寸・・・約13〜14cm 燃焼時間は、約25分。一般的に店でよく見かけるサイズです。最近では、半分に折って短寸として使用されるかたもいます。 (ミニ寸を短寸とよんでいる場合もあります。)

中寸・・・約18cm〜21cm 燃焼時間は、約45分。短寸よりも少し長くこのサイズから1把で販売されている事があります。高級品などもこの長さが多いです。短寸とそれほど長さの差がないのでこのへんまで短寸と呼ばれる場合があります。

長寸・・・約25cm〜 燃焼時間は、約50分。主に寺院様で使用されるサイズです。太さも太めのものが多くなってきます。香りも香木系が中心となってきます。

長尺・・・約35cm〜58cm 燃焼時間は、2時間〜4時間以上。主に寺院様で使用さてているサイズでしっかりと香りが広がる太筋の線香です。

お線香のサイズ比較

焚き方

お香を焚くには、お香の形によって使える道具を準備します。香立、香皿、香炉など風情のあるものからかわいいものまで種類もたくさんありそういった道具を集めるのも楽しみの一つになります。

安価で手に入れることができるものといえばスティックタイプのお香に使用する香立です。お香を買うと簡易香立てなどが付いている場合もありますし、動物の形をしたものや、香皿にお香を立てる穴が空いているものもあります。お香は、燃焼が進むと灰となって下に落ちるので香皿と一緒に使うことをおススメします。渦巻きタイプやコーン型も同じく香皿を使用し真ん中にトゲトゲした台や、クリップ上のものに挟んだりして香皿の上で使用します。

香立て香立て

どの形の場合もまず、先端に火を付け赤くなったら火を消し香立の穴に挿したり香皿の上に置きます。先端は、とても熱くなっているのでさわらないように注意します。

また、少し高価なもので香炉なども使いやすくて便利です。使用するときは中に香炉用の灰を敷詰めてスティックタイプのお香を挿します。香炉の中に灰が落ちてくれるしそのまま蓋をすれば後片付けもおしまい。非常に便利ですね。香炉は、有名な焼物など高級品が多くあります。ただ、渦巻きやコーン型には使用しないでください。

香炉香立て

香道とは

香道とは

香道とは、決った作法のもとに香木を焚き立ち上る香りを鑑賞し楽しむ芸道である。 香道が確立したのは、15世紀中期の室町時代の東山文化のなかで、茶道や華道、能とともに誕生しました。

六国五味(りっこくごみ)

香道で対象とされている香木は沈香とされています。
そして、沈香の細かな香りを鑑賞するなかで「六国五味」といわれる、香道の世界で発達した基準があります。 六国は木所とも言い、品質や産地を示し 「伽羅(きゃら)」 「羅国(らこく)」 「真南蛮(まなんばん)」 「真那賀(まなか)」 「寸門多羅(すもたら)」 「佐曽羅(さそら)」 の6種に分類されています。
また、六国で分類された沈香を香りで分類する五味があります。
五味とは、香りの性質によって「辛(しん)」辛い、「甘(かん)」甘い、「苦(く)」苦い、「酸(さん)」酸っぱい、「鹹(かん)」塩辛い、 と表現されています。

香りを聞く

香道では、香りを嗅ぐ事を『聞く(きく)』といいます。そして、香木を聞き鑑賞し楽しむ事として『聞香(もんこう)』があります。また、数種の香をゲーム仕立てで聞き分ける『組香(くみこう)』があります。

お線香を贈る

訃報を聞いたとき

知り合いの身内の訃報を喪中はがきなどで知ったときなど遅れて何かをしてあげたいと思ったときに現金では気持ちが届かない気がして何を送ろうか迷うことがあります。
最近テレビCMなどでもよく見るようになりましたが、お線香を桐箱などに入れた進物を送るのもとても良いですね。 でも、せっかく送るのだから使ってもらえるものを送りたいですね。
送るときには、相手、又は、亡くなった方が好みそうな香りを選び送ってあげましょう。

こんなときにも使います

お線香の進物は、弔事の時にばかり使用するものではありません。
結婚や出産などの祝い事の報告として相手の御家族への贈物やご先祖様へのお供え物としてもよく使われます。この場合は、熨斗(のし)も赤のしで包みます。ちょっとした手土産にも、普通のパッケージ商品を包装してもらい差し上げるのもおしゃれですね。でも、初めて使う人かもしれないのでできる限り香立てなどセットで持っていくとよいですね。

熨斗(のし)は何色を使う?

一般的なパターンを紹介します。
熨斗(のし)には赤白のし、蓮のし(黒白のし)、黄白のしがあります。赤白のしは慶事、蓮のしは弔事、黄白のしは弔事又は法要などに使用されています。1回忌までは、全国的に黒白のしが使用されているようです。しかし、同一県内でも違う場合があるのでなるべく御近所の方に確認するとよいですね。
また、熨斗に結ばれている結び目にも意味があります。赤白のしには、大きく蝶々結びが結ばれています。これは、結んでもほどけるので何度でも結ばれる幸せなことが繰り返されるようにとの意味が込められています。また、結び目のない赤白のしもあります。これは、結び直すことが無く末永く続くようにとの意味が込められています。寺院様などでよく使用されています。黒白のしや黄白のしには、強く固結びになっています。これは、ほどけてもう一度結び直し繰り返すことが無いようにとの意味が込められています。